2025.04.12

やりがい？給与？企業選びで重要視すべきポイントとは

はじめに

長期インターンシップを探す際、「給与が高い企業」と「やりがいがある企業」のどちらを優先すべきか迷う学生は多いでしょう。特に、都内で営業職の有給インターンを探している場合、時給やインセンティブが魅力的な企業もあれば、成長環境が整っている企業もあります。どちらを選ぶべきかを判断するためには、自分の目的を明確にし、企業ごとの特徴を理解することが重要です。

本記事では、企業選びの基準として考慮すべきポイントを整理し、どのような基準で判断すると後悔しないのかを解説します。

1. 給与を重視するべきか？

給与が高いインターン先は魅力的ですが、短期的な報酬だけに目を向けるのはリスクがあります。以下の観点から、給与をどの程度重視すべきかを考えてみましょう。

(1) インターンの平均時給

都内の有給インターンの時給は、業種や企業規模によって異なりますが、以下が一般的な相場です。

一般的な長期インターンの時給：1,200円〜1,500円
営業職インターンの時給：1,500円〜2,500円（インセンティブを含む場合もあり）
スタートアップのインターン：1,000円〜1,500円（経験によって変動）

時給が相場よりも極端に低い場合、業務内容が単なる雑務に偏っている可能性があるため、注意が必要です。

(2) インセンティブ制度の有無

営業職のインターンでは、インセンティブ制度が導入されていることが多く、成果次第で大きく収入を伸ばせるケースもあります。

歩合制：アポイント獲得数や成約数に応じて報酬が増加
ボーナス支給：一定の成績を達成した場合に追加報酬
昇給制度：実績に応じて時給が上がる仕組み

高収入を狙うなら、固定時給だけでなく、インセンティブの仕組みも確認しましょう。

2. やりがいを重視するべきか？

インターンを通じて成長したい、スキルを磨きたいと考えているなら、やりがいを感じられる環境を選ぶことが重要です。では、どのような企業が「やりがいがある」と言えるのでしょうか。

(1) 裁量権の大きさ

営業職のインターンでは、どの程度の業務を任せてもらえるかがポイントになります。

アポ取りだけなのか、それとも商談まで担当できるのか
提案の自由度がどれだけあるのか
顧客との交渉にどこまで関われるのか

裁量が大きいほど、自ら考え行動する力が身につきます。

(2) フィードバック体制

やりがいのある環境では、成長を促すフィードバックが受けられることが多いです。

営業活動の振り返りの機会があるか
上司やメンターからの指導が定期的にあるか
営業成績の分析を行い、改善策を提案してもらえるか

成長したいなら、単に業務をこなすだけでなく、改善点を指摘してもらえる企業を選びましょう。

(3) 企業の成長フェーズ

企業の成長フェーズによって、インターン生の経験値が大きく変わります。

スタートアップ：新規事業の立ち上げに関われる可能性が高く、スピード感がある
メガベンチャー：一定の仕組みが整っており、成長環境が用意されている
大企業：業務の役割が明確だが、裁量が少ないことが多い

成長を求めるなら、スタートアップやメガベンチャーが適しています。

3. 給与とやりがい、どちらを優先すべきか？

給与とやりがいのどちらを重視すべきかは、個人のキャリアプランによって異なります。

優先したいポイント	おすすめの選び方
短期間で収入を得たい	高時給・インセンティブ制度がある企業
営業スキルを伸ばしたい	裁量権が大きく、実践経験が積める企業
将来のキャリアに役立てたい	フィードバック体制が整っている企業
起業や独立を考えている	スタートアップや新規事業に関われる企業

例えば、「営業スキルを磨きたい」と考えているなら、単なるアポ取りではなく商談まで経験できる企業を選ぶべきです。一方、「とにかく短期間で収入を得たい」という場合は、成果報酬が明確な企業が適しています。

4. 企業選びで確認すべきポイント

インターンを選ぶ際には、以下のポイントを事前に確認しておきましょう。

業務内容：具体的にどのような業務を担当するのか
給与体系：時給・インセンティブの詳細
成長環境：研修やフィードバックの仕組み
企業の成長フェーズ：スタートアップか、メガベンチャーか
実績：過去のインターン生の進路や成果

企業説明会や面接時に質問し、納得したうえで選択することが重要です。

5. まとめ

長期インターンの企業選びでは、「給与」と「やりがい」のバランスが重要です。どちらを重視するかは、自分の目的次第ですが、単なる時給の高さや企業の知名度だけで判断するのは避けるべきです。

営業職のインターンでは、裁量権の大きさやフィードバック体制、成長フェーズを考慮しながら選択することで、より充実した経験を積むことができます。

自分の将来にとって最適な選択をし、長期インターンを有意義なものにしましょう。